■日本がパートI国に昇格
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=17071&category=A
��以下リンク先より引用)
JRAによると、SITA(国際サラブレッド競売人協会)により、07年から日本がICSC(国際セリ名簿基準委員会)が定めるパートI国として承認されたことがわかった。
パートI国とは、I競走および競走馬の国際的評価の指針として活用されている評価の最上級のもの。パートIからパートIII(障害はパートIVまで)までグループ分けされている。81年にICSCが組織されるとともに格付けが始まり、日本は世界で16番目。アジアではUAEに次いで2番目のパートI国となった。
これに伴い、来年度にはすでに国際格付けを得ている13競走を含め、約60の競走が国際格付けを得ることになり、日本産馬の国際的評価向上、日本の競馬の一層のレベルアップ、ブランドイメージの向上、日本産馬の輸出促進などの好影響が予想される。
まあ、手っ取り早く言うと、日本も競馬先進国として認知され、ICSCの判断に依らずレースの国際格付けが可能になった、てわけだ。
今までは、レースのレーティングが一定数値以上、しかも2年連続でないと国際グレードを得られなかったのが、これによって日本国内で格付けされたグレードがそのままそっくり国際グレードとして通用する、というわけである。
��ちなみに、欧州だとGは「グレード」ではなく「グループ」の略。当然、「グレード制」ではなく「グループ制」と呼ばれる。レースの格付けに「グレード」を用いている国は、日本以外にはアメリカ、カナダなど)
もちろん、国際グレードを得るには、海外に対する門戸開放が条件であるため、外国調教馬に出走枠を設けていないクラシックレースは、国際グレード外レースとなる(これは、同じパート1のカナダも同様。カナダもクラシックが国内馬限定のため、ICSC認定外となっている)。
ジャパンカップが創設されて25年となる今年、JRA長年の夢が結実したわけである。
だが、事態はそれほど簡単でもないらしい。
ちょっと古いテキストとなるが、興味深いテキストを拾ってみた。
コスモバルクがダービー云々、と言っていることからわかるように、2年半前のコラムである。
http://www.nikkei.co.jp/keiba/column/20040530200405301837.html
これを読むに、日本の馬産界との軋轢はなかったのか、と考えてしまう。
自国内のグレードがそのままグローバルスタンダードとして通用するということは、すなわち海外が日本のレースに「格」を認めたということだ。加えて、日本は世界最高ランクの高額賞金国である。海外の馬資源の国内流入は、想定される範囲での出来事だ。そうなった場合、中小生産家は太刀打ちできるのか。それ以前に、生産馬の売れ行きはどうなるのだろう。社台グループに代表される、大規模生産者達のワンサイドゲームに拍車が掛かるのではなかろうか。
ただ、海外における日本産馬の需要増が見込める市場がある。韓国である。上のコラムにもあるように、輸入先の条件をパート1国に限定する動きがあるようだ。もっとも、反日主義国として名高い韓国である。日本産馬を拒絶するか、ないしは足元を見まくって安く買い叩くか、いずれかだろう。にしても、すごい強気な態度だな韓国。競馬後進国の中でも最後発で、パート3だってのに。ファイナルファンタジーで、ゲーム開始直後にラグナロク欲しがるようなもんだぞコレ。
まあ、韓国を放っておいても問題ないとは思うが。ICSCでパート1に認定されたってことは、セリにも大きく影響する。そもそも、セリ名簿作成の基準として設けられた制度だしね。日本馬産界の光明になる……といいんだけど。
さてグループ1国。日本以外にどの国が認定されているかというと、
アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、英国、アイルランド、イタリア、日本、ニュージーランド、ペルー、南アフリカ、UAE、USA
まあ北半球国に関しては「まあそうだろうねえ」と頷ける。
問題は南半球。いや、オセアニア2国やブラジル、アルゼンチンあたりは納得だ。チリもリドパレスを輩出してるくらいだから国際的に認知度が高くてもおかしくない。南アフリカに関してはちょっと驚いたけど、まあクイーンエリザベスII世Cに勝ったロンドンニューズが在籍してた国だしねここ。
けど、ペルーってパート1国だったのかっ! 今年一番のサプライズかもしれない。香港やシンガポールが未だパート2なのを合わせると、ちょっと信じ難いぞ。と、ペルー人の方好き勝手言っちゃってスミマセン。ナマステ。
ちょっとぐぐってみたけど、ペルー競馬について有益な情報を得ることが出来なかった。残念無念。賢明な方の情報提供、随時募集中です。て、何かコリアンチックな締めだなこりゃ。
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