【自分用メモ】ダビスタ96 レース時の能力補正について

調査が不十分な領域が多いうえに、解析ではなく観測と推察の結果なので、実際のプログラムとは異なる部分が多々ありそうだけど(たぶん合ってない)、「とりあえずこんな感じになっている」ということを把握するだけでも意義があるかと。
なお、文中のSP=スピード、ST=スタミナの略。

レース開始前の補正

出走馬決定のタイミング(パドック画面が始まる直前)で、下記の通りスピスタ根性が補正される。

スピード(SP)補正

●(1)芝の場合は、SP=元のSPとする。

 (2)ダートの場合、SP=元のSP×ダート適性に応じた補正値(下表)とする。

ダート適性 012345
×0.8×1×1.1×1.2×1.3×1.4

●SPに調子に応じた補正がかかる。補正値は下記の通り。

絶不調不調毛ヅヤ順調絶好調
×0.7×0.8×0.9×0.95×1.05
超絶好調は、↑の補正後SP値×1.1と推測。
※ダート、芝の稍重~不良の場合は調子による補正が異なる模様。絶好調時は×1でよさそう。

●馬場による補正(概算)

元のSPが21以上元のSPが20以下
芝良SP'=SP
芝稍重/ダート重SP'=(SP -10)×0.5 +55SP'=SP +15
芝重/ダート稍重SP'=(SP -15)×0.35 +50SP'=SP +20
芝不良/ダート良/ダート不良SP'=(SP -20)×0.25 +40SP'=SP +25
※ここに、重馬場適性による補正がかかるようだが、BCでは無関係(良馬場以外で開催されないため)。
※なお、ロンシャン(凱旋門賞)は芝稍重扱いで処理されているようである。


●馬体重がベストより重かったときのSP補正は以下の通り。補正後SPは0未満に下がらない。なお、馬体重がベストより軽い場合のSP補正はなし。

・+2~+8まではスピードへの影響は小さい。体重+2毎にSP'-1程度。
・+10以上からSPの減少幅が大きくなる。体重+2毎にSP'-2程度。体重+20ごとで、さらにSP'-1か(要追加検証)。


●上記の計算後、SP'に対して芝の場合は+4~+15程度、ダートは+0~+1の補正がかかり、レース中SP基礎値(SP_R)となる。
(補正値の上振れが大きい気もするが、超絶好調が発動した可能性もあるので、実際の振れ幅はもう少しのかもしれない)
(なお、この補正値も馬場状態の影響を受ける。乱数幅は、芝良>芝稍重=ダート重>芝重=ダート稍重>芝不良=ダート良・不良の順に大きい)

●距離に応じた補正はかからない。スプリント戦も超長距離戦も同じSP値が使用される。

●年齢に応じてSPの補正がかかるという説もあるが、その説を裏付ける明確な現象は見られなかった(最終補正値の出現幅が減っている可能性もあるが調査では確認できず)。

●3歳戦は補正幅が小さめ(あるいは、時期に応じたマイナス補正が上乗せ? 要追加検証)。

●稀に、馬場状態と補正が食い違う状況が発生する(良馬場なのに稍重で処理されたり、逆に稍重なのに良馬場で処理されたり)。良馬場でスピイレも発生していないのに、フロー馬の右2が◎になる現象がこれ。ゲーム内でもBCでも発生するが、条件は不明。

スタミナ(ST)の補正

●調子によるSTの補正はなし。

●イレコミの補正はここでは行われない。

●馬体重がベストより軽かったときのST補正は以下の通り。補正後STは0未満に下がらない。なお、馬体重がベストより重い場合のST補正はなし。

ベストから -2kg-4kg-6kg-8kg-10kg以降
ST -1-2-3-5馬体重-2kgにつき -2

●上記を計算した値をレース中ST基礎値(ST_R)とする。

根性の補正

●調子に応じた補正は下記の通り。補正後の数値は小数点以下切り捨て。

絶不調不調毛ヅヤ順調絶好調・超絶好調
×0.4×0.65×0.85×1×1.05

●年齢に応じた根性の補正は発生しない。

気性の補正

・ゲーム内では元の気性に騎手ランクに応じた補正がかかった値が適用される(S~Cランクはプラス補正、D~見習いはマイナス補正)。騎手の乗り替わりがあった際には、さらにマイナスの補正がかかる。また、前走から3ヶ月以上間隔が空いた場合は、気性が現在値の半分になったうえで前述の騎手補正がかかる。
(これらの補正がかかった気性値はレース後に元の数値に戻り、気性の現在値<限界値の場合は気性の成長処理が行われる)
・BCでは騎手ランク・乗り替わり・長期休養明けの補正は発生せず、元の気性値がそのまま適用される。

イレ込みについて

イレ込みは以下の3種類。いずれも気性が低くなるにつれて発生率が上昇する。

  • イレ込み(軽度)
    パドックで「ちょっとイレ込んでいる」と言われるやつ。
    レース中STに影響しないが、出遅れ、引っ掛かり判定の発生率が上昇する(上昇率は3段階あり?要調査)。引っかかることによってSTを消費しやすくなってしまう。
    BCではコメントされないツル首もこれに含まれる。
  • イレ込み(重度)
    パドックで「かなりイレ込んでいる」と言われるやつ。
    レース中STの補正値が通常より低い数値となる(計算式は後述)。
    出遅れ、引っ掛かり発生率(これも3段階あるものと思われる)はもちろん上がるので、道中や直線でタレやすくなる。
  • スピイレ
    パドックで判別不可。普通に歩いているのにスピイレになっている場合もある。上記2種類のイレ込みと同時に発生した場合、効果は重複する。
    スピイレ時は、レース前SPが元のSP値×0.7 +乱数(=絶不調の状態)に補正される。STや出遅れ・引っ掛かり判定には影響なし。気性を100にしてもスピイレ発生は防げない模様。

●「ちょっとうるさいところを見せていますが~」は気性の現在値によって発生する模様(30~40あたりで確認)。軽度・重度の両者でこのセリフなので判別が難しくなる。

●「さっきから なかなか気合いを~」は内部パラメータではイレ込み(軽度)と同じだが、内部処理が異なる?(要追加検証)。

●なお、「デキそのものは決して悪くないんですが」や「この馬はパドックではいつも良く見せるんですが」は、能力が低い馬の順調or絶好調コメ。(両者の違いは馬体重による?)

●ゲーム内の現象として、レース出走週に追い切りを行わないと、一定の確率で調子が1段階ダウンする。この調子ダウン補正はレース中にのみ適用される。(気性値によって発生確率が上がる?要検証)

●ここまでの補正は、全て予想印に反映される。

●出走表(正確にはパドック画面)の時点で、レース中の故障や出遅れが発生するかどうかが確定している。これは作戦変更やVTR録画予約で乱数を進めても不変なので、週送り前の行動で乱数を変えるしかない。

レース中の補正

ゲートインが完了した時点で、以下の通りスピードとスタミナが補正される。
※文中の、SP'…前述の補正後スピード、ST'…同補正後スタミナ

スピード

レース中SP = SP_R + 48 - 負担重量

スタミナ

距離とイレ込み判定によって、以下の通り計算式が変化する(小数点以下は切り捨て)。
概ね、イレ込み(重度)時は通常時より低いスタミナでレースを走ることとなる(一部例外あり)。

通常・イレ込み(軽度)・スピイレイレ込み(重度)
1000~1200mST_R×0.4 + 60ST_R×0.2 + 70
1400~1500mST_R×0.5 + 60ST_R×0.25 + 60
1600~1700mST_R÷3×2 + 60ST_R÷3 + 60
1800mST_R×0.8 + 50ST_R×0.4 + 55
2000~2300mST_R+ 50ST_R×0.5 + 50
2400~3600mST_R×2 *ST_R
* 補正後STは254(元ST127以上)で打ち切り。オーバーフロー防止のためと思われる。

騎手補正

上述のSP、STの補正が行われた後、騎手の固有能力に応じた補正がかかる。*印つきはBCでは反映されない(「藤田や加藤への乗り替わりはBCでも反映される」と思っている人は少なくなさそうだけど、実際は効果が発動していない)。

騎手名発動条件効果
S岡部お任せ*ST+10
武豊重賞気性+20
A的場ダート気性+20
河内牝馬気性+20
南井重馬場*根性+10
B横山典差し気性+20
柴田善2400m以上気性+20
田中勝先行根性+10
松永幹先行気性+20
田原お任せ*根性+10
藤田乗り替わり*気性+20
C中舘逃げ気性+20
蛯名正差し気性+20
江田先行気性+20
加藤乗り替わり*根性+10
橋本広追込根性+10
牝馬根性+10
角田追込根性+10
村本2400m以上気性+20
田島信先行気性+20
D大塚逃げ根性+10
田面木ローカル気性+20
松永昌差し気性+20
熊沢重賞気性+20
E安田富人気薄根性+10
根本追込根性+10
塩村先行気性+20
菅谷追込根性+10
減量亀山追込根性+10
伊藤直逃げ根性+10
飯田先行根性+10
小林徹差し根性+10
短期ロバーツ差しST+10
ペリエ先行ST+10
ムンロ差し根性+10
クロップ先行気性+20

以下は自操作では騎乗依頼できない騎手だが、固有能力を持っている騎手。

騎手名発動条件効果
小島太重賞根性+10
坂井ローカル根性+10
大崎乗り替わり根性+10
小屋敷1番人気気性+20

●脚質については「出走馬画面で指示した作戦」が条件の脚質と一致している場合に発動する(例えば、中舘に逃げ指示→出遅れでも効果は発動する。逆に、根本に先行指示→出遅れて最後方という状況では発動しない)。BCにおいては、パス取得直近レースの脚質=作戦指示とみなされる。

●補正後に根性100以上or気性101以上になっても、上乗せ分はちゃんとレースに反映される(例:元の根性値99の馬に根性+10効果が発生した場合、レース中根性は109となる)。

●レース中STが246以上でかつ騎手補正のST+10が発動した場合(=最終的なST合計値が256以上)はオーバーフローが発生してSTが一桁程度の値として扱われるため、ほぼ間違いなく惨敗する。いずれの発動条件もBCでは影響がないが、ゲーム中はうっかりやってしまいがち(特にペリエと岡部)なので注意が必要である。

●安田富男の「人気薄」の条件は、2番人気以下かつオッズ数値>出走頭数×0.75と思われる(要追加検証)。

●なお、この騎手効果はゲーム内ライバル馬にも適用される。



※スピードの数値は道中ではほぼ変化がないが、直線に入ると漸増していく。この増加は一定以上の勝負根性があり、かつレース中のスタミナが残っている間は継続する。スタミナが0になると加速は止まるが、スピードが減ることはない。他の馬の加速についていけなくなるため相対的に速度が遅くなり「ズルズル後退しているよう見える」ということである。
※スタミナは道中の追い上げやペースアップ(レーダーの端へ上がっていく挙動)で消費する。
※スタミナは道中、馬群についていけるかどうかの判定にも用いられる。スタミナが一定値を下回ると馬群から離されはじめ、0になった時点で追い上げることができなくなる。当然直線はまったく加速しなくなるので、後方侭でレースを終えることとなる。
※仮説として、「出走馬全体の平均SPと自己のスピードとの差は、スタミナの消費度と相関性があるのではないか(つまり、こちらのSPが平均より大幅に高い/低い場合、進出を開始したときのスタミナ消費度が下がる/上がる?)」と考えているが未検証。
※直線で加速する際、スタミナを大きく消費する。周りに馬がいない(他馬に置いていかれる、直線で抜け出すなど)と加速とスタミナの消費も止まるが、勝負根性が高い馬の場合、馬群から大きく抜け出した状況で後ろから他馬が接近してくると再び加速する(どれくらいの距離に入ると再加速が始まるかは勝負根性値が関係している?)。「他馬に競り勝つとスタミナを吸う」と形容されるが、実際には増えていない(消費量は若干軽減される模様)
※なお、スタミナはゴール後も消費されている。車も馬も急には止まれない。

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