ダビスタ96において、セン馬が活躍する場は限られている。
クラシックとNHKマイルカップはもちろんのこと、この作品が出た当時は天皇賞にも出走できなかった。フェブラリーSと大阪杯はGI昇格前だったし、ホープフルSはGIIIのラジオたんぱ杯だったし、チャンピオンズC(とその前身のJCダートも)は創設すらしていなかった。
唯一の海外レースである凱旋門賞はどういうわけだかセン馬でも出走可能ではあったが、その出走機会は生涯一度だけという世知辛い仕様だった。
そもそもの話、ダビスタの競走馬には距離適性が設定されていないため、戦績を積みつつタイトルを集めていくと、殿堂入りしたときの戦績表がどうしても似たりよったりになってしまう。GIタイトルがぎっしりの戦績表は壮観ではあるけど、どの馬でも同じとなるとやはり面白みに欠ける。
そんなわけで、一風変わった殿堂馬を作ってみた。
勝ち鞍の「皐月賞」が眩しい玉無し野郎である。
こちらはダービー馬。現実なら物議を醸しそう。
クラシック勝ちセン馬の作り方は、いたってシンプル。
(1)とりあえず3歳の新馬戦か未勝利戦を勝つ。
(2)除外の可能性が低い3歳のうちに、重賞で2着になって本賞金を加算しておく(ただし、絶対に勝ってはいけない)。
(3)スピードを育てたい場合は、クラシック本番まで何走かさせておく(もちろん勝ってはいけない)。
(4)本賞金が不安であれば、トライアルレースで2着か3着になっておく(ここも勝ってはいけない)。
(5)狙ったGIレースを勝つ。
(6)次以降のレースで惨敗して、去勢イベントを起こす。
去勢イベントは2勝以下で発生するため、2勝目をクラシックレースにすることで「クラシックホースなのにセン馬」という馬を作ることができる。
画像は皐月賞馬とダービー馬だけど、どのレースを戦績表に載せるかは個人の好みである。これをNHKマイルカップにしてもいいし、頑張れば菊花賞馬や天皇賞馬をセン馬にすることもできる。春天はちょっとめんどいけど。
去勢イベントの発生には「2勝以下」という条件が含まれているため、二冠馬や三冠馬、天皇賞春秋連覇を達成した馬を去勢することは不可能。というか、荒い気性でそこまで勝てるなら、それはもう強烈な個性である。わざわざ摘み取ってしまうのはもったいない気もする。
なお、ほかのGIレース(牝馬限定戦を除く)は去勢後でも出走可能なため、勝たせてから去勢する意義はほぼ皆無である。
当然ながら、素質が高くて気性が荒い馬で行うのが楽ではあるけど、そうなると今度は「勝ってほしくないレースで勝ってしまう」というジレンマが生じてしまう。気性が5しか無いのに普通にゲートを出て、後続をぶっちぎって圧勝してしまうこともしばしば。
そのくせ、GIレースでは他のレースと比べてイレ込みや出遅れが発生しやすくなる仕様のため、本番のクラシックでは出遅れ&引っ掛かりで惨敗するんだからたちが悪い。ミホノブルボンやナリタブライアンに何度やられたことか……。
超晩成以外のBC馬育成でこれを行う際は気性に注意。気性限界値によっては能力埋めが4歳末までに間に合わない場合がある(特に去勢前気性限界値が20~30の場合)。特に、これを菊花賞でやっちゃうとどうあっても間に合わない。菊花賞の直後に惨敗しようにも11月3週のレースくらいしか無いわけで、去勢→帰厩が12月4週になってしまうため、絶好調に持っていくことすら不可能となってしまう。
無論、これを達成したところでボーナスが発生するわけもなく、トロフィーを獲得できるわけでもない。あくまでも、単なる自己満足に過ぎない。
けどまあ、ただGIを全制覇したり殿堂馬を育てるくらいならさほど苦労せずに達成可能なわけだし、ゲームなんて自己満足の結実みたいなところもあるから、しゃぶり尽くすならこういう楽しみ方もいいんじゃないでしょうかという提案でございます、ハイ。
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