★米年度代表馬はレイチェルアレクサンドラ
現地時間18日、米・カリフォルニア州ビバリーヒルズで09年度エクリプス賞授賞式が行われ、年度代表馬にはケンタッキーオークス、プリークネスSなどを制したレイチェルアレクサンドラが選出された。
同馬はケンタッキーオークスをレース史上最大着差となる20.1/4馬身差で圧勝。続くプリークネスSでは85年ぶりの牝馬による優勝を飾った。
また、史上初の牝馬によるBCクラシック制覇を達成し、デビューから無傷の14連勝を飾ったゼニヤッタは最優秀古牝馬を受賞。同馬は年度代表馬の投票においてもレイチェルアレクサンドラ(130票)に次ぐ99票を集めた。
うーん、これが日本だったらどっちが選出されたんだろう。
共に09年は無敗。
方や、ケンタッキーオークスを20馬身半差、マザーグースSを19馬身半差で圧勝し、牡馬に伍してプリークネスSとハスケル招待H、ウッドワードSを勝った3歳女王・レイチェルアレクサンドラ。
方やデビューから負け無しの14連勝、GI4連勝目を史上初の牝馬によるBCクラシックで飾り、前年のBCレディースクラシックと併せてBC2勝目を挙げた古馬女王・ゼニヤッタ。
年度代表馬部門にエントリーされたのはこの2頭だけ(例年は3頭)。それだけ、この2頭の実績が傑出していたということ。
それだけにざっくり票が割れるかと思われたが、割合あっさりとレイチェルアレクサンドラに軍配があがった。
選出の要因は様々だろうが、少なからぬ影響を与えているのは、走ってきたレースの馬場だろう。
Rアレクサンドラは、馬主の意向もあって一貫してダートレースに出走。一方のゼニヤッタは、出走したのは全てオールウェザー(AW)。そもそも、ゼニヤッタが出走したレースは1戦を除いて全てAWで行われたものだ。
全天候対応の馬場として、2007年に初めてサンタアニア競馬場に導入されたポリトラック馬場のオールウェザーだが、導入直後に馬場が冠水して開催中止になるというなんとも締まらない幕開けであった。
その是非については米国内で盛んに論議が交わされている。原因となったのは、ダートとAWとでは勝つために必要な資質が異なる、という点である。ダートよりもさらなるスピードと素軽さが要求されるAWの馬場は、従来のアメリカ競馬の本質から逸れるものであった。そのことは、ダートレースで圧倒的なパフォーマンスを見せ付けたカーリンが連覇を狙ったBCクラシックで4着に破れ、あまつさえその2馬身で先頭でゴールを駆け抜けたのが芝を主戦場としていた欧州馬であったことが如実に示している。
天候に左右されずメンテナンス性も高いAWは、非常に合理的な馬場であるが、難色を示す競馬関係者は決して少なくない。現に、レイチェルアレクサンドラは先述の通り、馬主の意向もあって早々にBC回避を決めているし、前出のカーリンの馬主も、今後二度とAWのレースに所有馬を出走させない、と語っている。
そんな中、サンタアニア競馬場が今年、再び冠水のため開催中止となった旨のニュースが飛び込んできた。07年の中止の際に、排水設備を導入したにも関わらず、である。これを受けてカリフォルニア州競馬は、「馬場をダートへ戻すことも選択肢の一つにある」と、ダート回帰とも取れる声明を発表している。
とはいえ、世界の趨勢はAWの本格導入へと傾いている。
競馬の本地・英国では既に4つの競馬場がAW馬場を導入し、ロンシャン競馬場でも敷設が決定しているという。
2ヵ月後にドバイミーティング開催を控えているドバイのメイダン競馬場(2010年オープン予定……て、間に合うのかこれは?)は、「タペタ」という人工素材を使ったAWをダートの代わりに有する競馬場である。
日本においても南関東の大井競馬場での導入が検討されており、これが実現すれば中央10場のいずれかにAWが入る可能性も出てくる。
このようにアメリカから世界中へ拡散しつつあるAWの波であるが、その発信地であるアメリカでその波が引きつつある
て、アレ?
アメリカ年度代表馬の話が、何でオールウェザー馬場の話になってるんだ? ・ω・)?
書きたいことがぶれまくる自分の構成力のなさが怖い。
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