稀代の短距離王ニホンピロウイナーである。競走馬としても種牡馬としても成功した名馬である。
こういう、特定の条件下では無類の強さを発揮するスペシャリストが個人的にツボなんで、ダビスタでも「この馬から強豪馬を出したろうじゃないか」と意気込んだ時期が俺にもあったわけなんですよ、ええ。
……あったわけなんですが、はい。
この馬、めっちゃキツい!
高難度の最たる要因は、この中途半端なパラメータ。気性が安定しているわけでもなく、優れた底力を秘めているわけでもなく、実績が高いわけでもなく……。それでいて安定がAというのは、もはや悪意すら感じる。実績B+安定Aの組み合わせは「実績Cの安定Bや安定Aよりは若干マシ」程度の爆発力なので、とにかく能力がハネにくく揃いづらい。超晩成ボーナスを期待しようにも、成長型はその超晩成が絶対に出ない持続型。距離適性も上下幅が小さい短距離型なので、肌馬のスタミナを盛ったところでスタミナが付きづらいというのも安定A種牡馬にとっては逆風。ゲーム内無双クラスならわりとすぐに作れるけど、BC級となると途端に難しくなる要素てんこ盛りの種牡馬なのである。

ひとまずニックスは最適解ではないな。面白配合を確実に一本削るだけの見返りがあるかどうか微妙だし、母父に配してハビタットとサーゲイロードのクロスが発生する唯一の種牡馬がクリエイターではどうしようもない(いっそ非面白に……やっぱダメだな)。
てか、スピスタが揃った馬の生産はあまりに無謀。てか無理。ここはスタミナを捨て、ピロウイナー産駒らしくスピードに全振りすることにする。選択と集中というやつである。
じゃけん、牝馬を繋ぎましょうね~
締めの時点で発生させたいクロスはやはりハビタット~サーゲイロードのラインだけど、この2つを持っている種牡馬・繁殖牝馬はもれなくファロスかハンプトンが残るので、面白配合を両立させようと思うなら多重クロスは実現しない。考えられるルートとしては、(1)母父にサーゲイロード持ちを置いて、それ以前は全て異系 (2)母母父か母母母にサーゲイロード持ちを置いて、それ以外は全て異系 の二択か。
(1)の場合だと、例えばキャロルハウスのように3代前にサーゲイロードがあるならターントゥのクロスも付いてくるのでお得だけど、BMSでサーゲイロードを残せる種牡馬はファロスを持っているため、それ以外に有効なクロスを盛り込めない。母母父でハイペリオンが残る種牡馬はいないし、母母でハイペリオンを残せる基礎牝馬はもれなくファロスかハンプトン持ち。なので、選択肢としては(2)が最適解になるか。その中で最も多くのクロスが発生する種牡馬となると、これはもう父親のスティールハート一択となる。ハビタットにアバーナントに加え、自身のクロスまで発生するので、面白系統ライン1本を潰してもお釣りが来る。というか、他に適任がいない。キャロルハウスやゲイメセンだと面白系統を1本潰すうえにサーゲイロードのインブリードしか発生しないし。
母母父にスティールハートとなると、母父にニックス相手のネヴァーベンドは使えない。サーゲイロードも上述の理由でアウト。ハイペリオンが残せる種牡馬のうち、トニービン、ノーザンテースト、ハイセイコー、サクラユタカオー、メジロイーグル、ワイルドアゲイン、ハギノカムイオー、トウショウボーイ、グリーングラスは面白系統がかぶるので、こちらもアウト。いっそもう、プレザントコロニーとかメジロティターンって手もあるけど、やはり底力クロス0本は心もとない。クロスが無くても根性99は出得るけど、無いよりあったほうが良いのもまた事実である。
母父アーティアス配合

となると、こういう配合しか残されていないわけで。
母父のアーティアスはハイペリオンを残せるうえに面白系統を2本稼げるので一石二鳥。これで母母父にスティールハートを置けるので、サーゲイロードまでのラインをまるまる活かせる。ターントゥまではさすがに望み過ぎ。
Example
- ジードロッキンポ 牡4 122/74/99/62:2 鹿毛 460kgZeed Rockimpo
- ニホンピロウイナー×アーティアス×スティールハート×フラッシュオブスティール×トップモデル
SP×4、SP◎×1、ST×1、底×1 面白
スピードはそこそこ、勝負根性はMAX。気性はやや悪い、スタミナはお通夜状態。
一応形にはなっているけど、スタミナを捨てた代償としては釣り合わない。というかこの配合、全然パラが揃わん。この馬でも「かなりマシ」の部類。
一時はこの馬で妥協してしまおうかとも考えたけど、不完全燃焼で終わるのなんか癪なので他の手段を考えることにした。とはいえ、これ以上能力アップを盛り込むのは難しい。せめて始祖牝馬のクロスが残るならまだ救いはあるけど、そんな牝馬……。
いたわ。
4代前に置いてもスティールハートが残るじゃん。
母父アーティアス+始祖イメルダシューズ配合

母母父のスティールハートの段階で面白配合が欲しかったので、イメルダシューズとの間にリローンチをはさむ。途中の超危険配合のおかげで元より青息吐息だったスタミナは完全に死んだが、もう諦めた。てか、これで駄目ならもう手は無い。それくらいギリギリ。
Example
ついでにスティールハートの配合もやってみる

こういうとんがった馬、好きなんだよね。苦戦は必至だけど。
実績Aではあるものの息子同様、面白系統の都合上クロスが使いづらいため、ノーザンテースト、ハイセイコー、ワイルドアゲインなどのネアルコ&ハイペリオン両持ちの種牡馬は母父に使えない。サーゲイロードも色々シミュレートしてみたけど、2本クロスと面白配合が両立する組み合わせが存在しない。ほんと、面白4種ならもっと配合の幅が広がったんだろうけどねえ。なお、スティールハートは実績Aで距離適性が極端に短距離に偏っているため、TSL牝馬が存在しない(リアルシャダイの理論上最高値牝馬でも、基準値は105-92止まり)。

やはりアーティアスに頼ることになる。サーゲイロードを使うためにゲイメセンを母母父に置いたが、ここはキャロルハウスに代替可。
というか、アーティアス×ファンティリュージョンでも産駒パターンは似たようなものになる。なお、加橋ブーストを使っても大して産駒傾向は変わらず、スタミナが1か2増える程度。距離適性の短さが原因と思われる。
息子ほどではないが、結構クセが強くて使いこなすのが難しい。
Example
息子のニホンピロウイナーはネヴァーベンド系とのニックスを使おうとするとクロスをほとんど盛れなくなり、実績B+安定Aというパラメーターのせいもあって碌な産駒が出ないが、スティールハートは実績A+安定Bに加え始祖をスカイダイビングにすることでネアルコを足せるため、ニックスも有効手段となる。
Example
Example
面白はこれ以上難しいかな、と感じたので非面白にも手を広げてみる。有効な血をわりと持ってるからね、スティールハート。

とはいえ、サーゲイロードとハビタットしか使ってないけど。スティールハートの距離適性が1000~1400のため、どうあっても繁殖のST基礎値が伸びないので気性CのクリエイターでもBMSに使いやすい。キャロルハウス×ペットボトルをトップモデルに差し替えても面白そうだけど、スタミナ1本捨ててまでスピードダブルアップを採用するメリットは無さそう。
Example
ボツ配合
- ニホンピロウイナー×クリエイター×スティールハート×ペットボトル
→非面白。そこそこまとまった馬は出るんだけど……なんかパッとしない。今さらねえ、という感じ。 - ニホンピロウイナー×アンドレアモン×スティールハート×エピュキュリアン
→ライジングフレームのクロスが発生し、底力アップクロスゼロ。いや、論外やろこれは。
0 comments:
コメントを投稿
コメントを記入したら、下の「コメントの記入者」のプルダウンで名前を入力!
・名前を残したい人は「名前/URL」を選んで、名前を入力→次へ
・匿名でコメントを書きたい人は「匿名」を選択
あとは「公開」をクリックすればOK!(・ω・)b