今や「ファラリスの血を引いていないサラブレッドを探すのは困難である」と言われているが、現存するサラブレッド全てがこの馬の血を引いているとされるのがセントサイモンである。例えば、歴代の東京優駿優勝馬は1頭の例外なく血統内にセントサイモンの名前を見つけることができる。ただそれは母系まで含めての話であり、セントサイモンの直系馬は年々数を減らしている。
このページではダビスタ96に登場する11頭のセントサイモンの直系(リボー系・ボワルセル系・プリンスローズ系)種牡馬について扱う。ワイルドリスク系は対象種牡馬がいないので省略。
デフォルト種牡馬・公式パス種牡馬は系統図内ではオレンジ文字、IDのみ設定されていてパス非公開の種牡馬は グレーで表示している。なお、後者に関しては記事内では触れない。
- St.Simon
- Rabelais
- (中略)
- Ribot 【リボー系】
- Tom Rolfe
- アレミロード
- Hoist the Flag
- Alleged
- フェアジャッジメント
- ワイズカウンセラー
- Alleged
- Graustark
- ジムフレンチ
- バンブーアトラス
- バンブービギン
- バンブーアトラス
- ジムフレンチ
- His Magesty
- Pleasant Colony
- タイトスポット
- Tom Rolfe
- Ribot 【リボー系】
- (中略)
- Persimon
- (中略)
- Prince Rose 【プリンスローズ系】
- Prince Chevallier
- メジロサンマン
- メジロイーグル
- メジロサンマン
- Princeruillo 【プリンスキロ系】
- Round Table
- アーティアス
- Round Table
- Prince Bio 【プリンスビオ系】
- Sicamble
- ファラモンド
- カブラヤオー
- Phaeton
- ヴィティージ
- ムーンマッドネス
- ヴィティージ
- ファラモンド
- Sicamble
- Prince Chevallier
- Prince Rose 【プリンスローズ系】
- (中略)
- Chaucer
- (中略)
- Bois Roussel 【ボワルセル系】
- Migoli
- (中略)
- レシテイション
- (中略)
- ヒンドスタン
- シンザン
- ミホシンザン
- リュウファーロス
- アンドレアモン
- シンザン
- Migoli
- Bois Roussel 【ボワルセル系】
- (中略)
- Rabelais
競走馬として完璧な成績を残したリボーは、種牡馬としても大成功を収める。1996年の時点でもヒズマジェスティやホイストザフラッグの系統が頑張っていたし、日本でもバンブーアトラスがバンブービギンを出して間もない時期でもあった。だがその後父系は徐々に先細りし、現在ではプレザントコロニーの僅かな子孫が父系を守っている状況であり、そう遠くない未来にリボー系も存続が怪しくなりそうである。日本はより一層厳しい状況にあり、バンブービギンはこれといった産駒を出せずに終わり、GI2勝のタップダンスシチーも種牡馬としては大失敗。輸入種牡馬のデビッドジュニアも泣かず飛ばずに終わり、今後の日本でリボー系が再び根付く機会はほぼ無さそうである。
DS96のリボー系種牡馬はバンブーアトラスが頭一つ抜けており、プレザントコロニーやアレミロードもそれなりの産駒を輩出している。ボールドルーラー系とのニックスが常套だが非ニックスの配合も感触はいい(その場合、リボーやナスルーラなどのクロスが有効となる)。他系統と比べてクロスが薄めでも能力がハネやすく、リボー系だけ特別な生産ルーチンが組み込まれているのでは?と疑いたくなるほどである(もちろん、そんなものは無いんだけれど)。
ベルギー史上最高とされるプリンスローズもまた、競走馬としても種牡馬としても成功を収めた名馬である。プリンスシュヴァリエからはブッフラー、プリンスビオからはシカンブルやセダン、プリンスキロからはラウンドテーブルと、日本とも関わりが深い。90年代日本のGI馬のうち、天皇賞馬レッツゴーターキンと春秋グランプリ連覇のメジロパーマーがこの系統の出である。3系統とも辛うじて現存してはいるが復興は厳しい状況にあり、日本においてはいずれの父系も断絶している。
DS96のプリンスローズ系種牡馬はメジロイーグルを除く3頭が気性Cという共通項があるものの、その形態は四者四様である。メジロイーグルはハイペリオンやメジロサンマンのクロスを活かした強豪馬が複数出現している。アーティアスは母母父でマイバブーを、母父ではさらにジェベルとハイペリオンを残せることから母系構築に利用される機会が多い反面、父としてはかなり微妙である。カブラヤオーは効果的な血こそ少ないもののパラメーターは優秀で、Sランク産駒を始め多くの強豪馬を輩出している。ムーンマッドネスはカラムーンやグレイソヴリンなど効果的な血が多く、安定CということもありSランク上位馬を出している。
大レース向きのスタミナを伝えたボワルセルの系統であったが、スピード化の波に呑まれて衰退。現代ではギャラントマンの末裔デーモンウォーロックがこの系統最後の種牡馬となっており、この馬が生産から退いた時点でボワルセル系の滅亡はほぼ確定となる。日本のヒンドスタン系はミホシンザン仔マイシンザンに父系存続が委ねられたが種牡馬として人気が全く出ずに終わり、21世紀に入って間もない時期に父系は断絶している。
DS96ではボワルセルとヒンドスタンのクロスを効かせた配合で中堅クラスの産駒は出現しているものの、Sランクやそれに匹敵するレベルの産駒は確認されていない。ただ、いずれかのパラメータを犠牲にして他のパラメータを突出させた産駒であれば輩出が可能ではある。肌馬づくりではスタミナの補強や面白系統足しに活用される場合も多い(主にアンドレアモンが)。
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