クラシック向けの底力溢れるスインフォード系は、活躍馬を多数輩出したプリメロや個性派種牡馬のモンタヴァル、有馬記念馬リードホーユーの父マラケートなど、日本とも関係が深い。ドイツの土着血統でもあり、近年になって活躍馬が相次いで登場したことで他のマイナー血統と比べれば需要と人気は高い(とは言っても障害用種牡馬として、ではあるが)。
ダビスタシリーズでも、2まではオペックホースがいたり、PS版では上述のリードホーユーやハヤテミグ、海外種牡馬のムトトが登場しているが、DS96に登場するのはボーザムとナトルーンの2頭のみ。どちらもスインフォードの仔ブランフォードの直系である。
デフォルト種牡馬・公式パス種牡馬は系統図内ではオレンジ文字、IDのみ設定されていてパス非公開の種牡馬は グレーで表示している。なお、後者に関しては記事内では触れない。
- Swinford 【スインフォード系】
- Blandford
- Blenhim 【ブレニム系】
- (中略)
- Akalad
- ナトルーン
- Akalad
- (中略)
- Brantome 【ブラントーム系】
- (中略)
- Zamazaan
- ボーザム
- Zamazaan
- (中略)
- Blenhim 【ブレニム系】
- Blandford
DS96が発売された1996年の時点でスインフォードの血統はすでにマイナー父系の扱いであり、時折思い出したように活躍馬を出したり母系に入って底力を補強する血脈だった。日本でもプリメロの活躍はもはや風化しつつあり、おそらくこの時期においてはノーマークの存在だったように思う。
スインフォードの系統が再び脚光を浴びたのは2000年前後、バーラム直系のモンズーンが種牡馬としてブレイクした時期であった。本国であるドイツ国内はもちろんのこと、シロッコやマンデュロなど国外の大レースを勝つ産駒が相次いで現れたことにより、同馬は2002年・2004年・2006年の独リーディングサイアーとなっている。現在、ブランドフォード系の中で現在最も活力があるのもこの系統である。ただ、後継種牡馬は障害での人気が高いため、今後この父系が続くかどうかは不透明な状況にある。日本にはモンズーン産駒のノヴェリストやスタセリタが輸入されており、前者は京成杯勝ちのラストドラフトやアル共杯を勝ったブレークアップなどを出し、後者は来日してからフランケルの仔(ソウルスターリング)を出産したほか孫のスターズオンアースが牝馬クラシック二冠を達成している。
DS96のナトルーンはマイナーなスインフォード系ということもあり、面白系統を増やす目的で重宝された。レッドゴッドやレイズアネイティヴとニックス関係にあることも大きく、母父ナトルーンの強豪馬も少なくない。父としても悪くなく、Aランク上位馬やSランク牝馬が出現している。
もう1頭のボーザムはというと、面白3系統でおまけにファロス持ち、血統内でまともに使えるのがグレイソヴリンのみということもあって強豪馬は苦しい。というか2頭とも、ブランフォード系ならではって特徴は無いね。父方にこれといって有効なクロスが無いから仕方ないんだけど。
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