ニアークティックの直系はノーザンダンサー系が圧倒的なシェアを誇るが、一方でノーザンダンサーを経由しないアイスカペイドの系統も生き残っている。ノーザンダンサーの猛威に埋もれた形となったが、アイスカペイドからは優秀な産駒が多く出現し、それら産駒の活躍によって北米リーディングで2位にランクインしたこともある。DS96にも非ノーザンダンサーのニアークティック系種牡馬が3頭収録されており、そのいずれもがアイスカペイドの直系子孫である。アイスカペイドはノーザンダンサーと同じくニアークティック×ネイティヴダンサーの組み合わせなので、ノーザンダンサー系締めのアプローチがそのまま通りやすい。
デフォルト種牡馬・公式パス種牡馬は系統図内ではオレンジ文字、IDのみ設定されていてパス非公開の種牡馬は グレーで表示している。なお、後者に関しては記事内では触れない。
- Nearctic 【ニアークティック系】
- Icecapade
- Wild Again
- Clever Trick
- ビショップボブ
- Phone Trick
- Icecapade
ワイルドアゲインは第1回BCクラシックの覇者で、種牡馬としても活躍馬を多く送り出した。日本ではナリタキングオーが共同通信杯とスプリングSを制しており、これがダビスタ登場の契機になったと思われる。アイスカペイド系で勢力を保っているのはこのワイルドアゲインの系統で、ワイルドラッシュを通してトランセンドが、オフリーワイルドからはバイエルンが出現しており、さらにワイルドイベントの系統は南米で大きく発展している。
スイフトワイルド配合でワイルドアゲインが脚光を浴びた要因は、母父でネイティヴダンサーやネアルコ、ハイペリオンなどが残せることに加え、ノーザンダンサー系と同系配合にならないことにある。スイフトスワロー以外にも多くのノーザンダンサー系種牡馬締め配合の母父に活用しており、BMSとしてはスイフトスワローやノーザンテーストなどと比肩する存在である。締め種牡馬としても優秀ではあるけど、実績B+安定Bの影響か、Sランク一歩手前までは出るものの現在に至るまでSランクへの到達は確認されていない。
一方のクレヴァートリックは、大物には恵まれなかったものの重賞馬を多く輩出する堅実さを見せ、直仔のフォーントリックは北米年度代表馬のフェイヴァリットトリックを出してみせた。ただその後が続かず、父系は著しく衰退している。代表産駒のフェイヴァリットトリックが火災によって早世してしまったのも痛かった。日本ではビショップボブがフラワーC勝ちのブランドアートを出しただけに留まったが、ビショップボブを母父に持つディアジーナなどが出ており、牝系に辛うじて血が残っている。
DS96におけるクレヴァートリック直系の2頭は、ノーザンダンサー締めに用いる繁殖牝馬をそのまま流用できるケースが多い。とりわけフォーントリックはファンティリュージョン×ノーザンダンサー直仔種牡馬の肌との相性が抜群に良く、この配合からSランク馬をはじめ強豪馬が多数出現している。
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