ノーザンダンサー系その2は、自身はダビスタに登場していないものの現在では繁栄している系統、あるいはかつては大きな勢力を誇っていた系統を扱う。具体的には、リファール系、ストームバード系、ヴァイスリージェント系である。ストームバードからはストームキャットが、ヴァイスリージェントからはデピュティミニスターが出現して父系を大きく発展させたのに対し、リファール系は著しく規模が縮小してしまっている。
デフォルト種牡馬・公式パス種牡馬は系統図内ではオレンジ文字、IDのみ設定されていてパス非公開の種牡馬は グレーで表示している。なお、後者に関しては記事内では触れない。
- Nearctic
- Northern Dancer 【ノーザンダンサー系】
- Lyphard
- リィフォー
- ニッポーテイオー
- サンキリコ
- トロメオ
- ベリファ
- メンデス
- モガミ
- シリウスシンボリ
- Al Nasr
- ナスルエルアラブ
- リファーズスペシャル
- グリーンマウント
- ダンシングブレーヴ
- コマンダーインチーフ
- ストームオンザルース
- リファーズウィッシュ
- ランズダーン
- リィフォー
- Lyphard
- Northern Dancer 【ノーザンダンサー系】
リファールはニジンスキーと近い時期に活躍した名マイラーで、種牡馬としても大成功を収めた。父系は80年代から90年代にかけて発展したがその後勢力を失い、現在欧州ではリナミックスの系統がフランスでわずかに生き残っているのが目立つだけの状況であるが、障害用の供用が主となっているため父系の存続は非常に厳しい。多くの直仔種牡馬が導入された日本でもダンシングブレーヴの系統がわずかに残る程度であり、こちらも再興は厳しいと言わざるを得ない。ただ、母父の系統としては非常に重要な役割を担っており、バブルガムフェロー、ディープインパクト、ブラックタイド、イクイノックスなどが母父リファール系である。
DS96におけるリファール系はノーザンダンサー系の中でニジンスキー系に次ぐ勢力で、ニジンスキー系ほどの爆発力は無いもののアベレージ自体は決して低くない。リファールは母父がフェアウェイ系のコートマーシャルなので面白配合が成立しやすい……はずなんだけど、実際のところ面白配合を作りやすいのはモガミとグリーンマウントくらいだったりする。リファール自身にスピードアップのインブリード効果が設定されているが、積極的に活用される局面は稀である。などなどネガティヴな要素ばかりが並ぶけど、種付け料が高額な種牡馬はだいたいパラメータが優秀で、モガミ、ナスルエルアラブ、リファーズスペシャル、ニッポーテイオー、ダンシングブレーヴからSランク産駒が出現した。その一方で、廉価種牡馬のサンキリコ、ストームオンザルース(名前からストームバード系と思われがちだが、リファール産駒である)、メンデスはBランク馬がやっとという有り様であり、同系統内でもはっきりと格差が生じている。
- Nearctic
- Northern Dancer
- Vice Regent
- パークリージェント
- Storm Bird
- スプレンディドモーメント
- プリンスオブバーズ
- Vice Regent
- Northern Dancer
ヴァイスリージェントはカナダで11回のリーディングサイアーを獲得した名種牡馬で、特に直仔のデピュティミニスターが種牡馬として成功を収めたことで父系が一気に広がった。現在ではやや活力が低下しているが、オーサムアゲインやシルバーデピュティなどの直仔が成功したことでまだ勢力を維持している。1996年頃の日本ではエイシンテネシーやトーヨーシアトルが目立つ程度だったが、21世紀に入って輸入されたフレンチデピュティがGIを含む重賞勝ち馬を複数輩出し、さらにはアメリカ産のクロフネが競走馬としても種牡馬としても成功した。近年ではマインドユアビスケッツやホットロッドチャーリーといった直系子孫が輸入されている。DS96にはヴァイスリージェント直仔のパークリージェントのみが登場。全パラBで早熟の短距離型ということもあり突き抜けた産駒こそ出さないものの、まずまずバランスの良い産駒を出している。
ストームバードは直仔のストームキャットが大成功したことで後世にその血を残すことに成功した。1996年当時、ストームキャットはタバスコキャットなどの活躍馬を輩出しており、日本ではストームバード直仔のスキーキャプテンが走ってはいたが、他のノーザンダンサー直仔種牡馬と比べてさほど目立つ存在ではなかった。その後、ストームキャット直仔のジャイアンツコーズウェイが種牡馬として成功し、ヘネシーからはヘニーヒューズやヨハネスブルグを通じてスキャットダディが、さらにはハーランの系統から出たイントゥミスチーフが北米で大ブレイクし、ストームキャット系はノーザンダンサー系の中でも有力な系統となった。ストームキャットの血は日本競馬とも相性が良く、直系種牡馬や母父にストームキャットを持つ種牡馬が良績を収めている。DS96にはパスワード種牡馬のスプレンディドモーメントとプリンスオブバーズが収録されており、いずれもSランク馬を出している。DS96全体では中の上、ノーザンダンサー系の中では中堅ポジションといったところか。
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