ネアルコ系第3の矢、というわけでロイヤルチャージャー系である。とは言ったものの、ターントゥ以外の系統はほぼ消滅しているので実質的にロイヤルチャージャー系=ターントゥ系とまとめても差し支えはないけれど、ニアークティック、ナスルーラと来てここだけ孫ってのも収まりが悪いので、あえて「ロイヤルチャージャー系」というくくりにした。
ダビスタ96にはヘイルトゥリーズン系とサーゲイロード系の種牡馬が9頭収録されている(なお、PS版にはファーストファミリー産駒のコトノアサブキが収録されている)。頭数が少ないので単一記事でまとめることとする。ネアルコ直系ではあるものの、いずれもネアルコは5代以遠のため、母系にダンテを持つスティールハート以外はネアルコのクロスを使うことができない。
デフォルト種牡馬・公式パス種牡馬は系統図内ではオレンジ文字、IDのみ設定されていてパス非公開の種牡馬は グレーで表示している。なお、後者に関しては記事内では触れない。
- Royal Charger
- Turn-to
- Hail to Reason 【ヘイルトゥリーズン系】
- Roberto
- リアルシャダイ
- オースミシャダイ
- トレボロ
- ブライアンズタイム
- セレスティアルストーム
- ザーラージル
- リアルシャダイ
- Halo
- Devil's Bag
- サンデーサイレンス
- Stop the Music
- ニシノエトランゼ
- パーソナリティ
- ホクトヘリオス
- Roberto
- Sir Gaylord 【サーゲイロード系】
- Lord Gayle
- キャロルハウス
- Habitat 【ハビタット系】
- スティールハート
- ニホンピロウイナー
- ヤマニンゼファー
- ニホンピロウイナー
- スティールハート
- Lord Gayle
- Hail to Reason 【ヘイルトゥリーズン系】
- Turn-to
日本とロイヤルチャージャー系の関わりの歴史は意外に長い。1950年代には直仔のプライドオブキルデアが輸入されており、その後もロイヤルチャレンヂャーやファーストファミリーが昭和40年代から50年代前半にかけてチャンピオン級の名馬を輩出している。
ヘイルトゥリーズン系は1980年代から導入が本格化し、1992年にはリアルシャダイがリーディングサイアーを獲得。1994年にはブライアンズタイム産駒のナリタブライアンが三冠を制し、さらに翌1995年はサンデーサイレンスがわずか2世代の産駒でリーディングサイアーに輝き、新時代の到来を予感させた。その後に輸入されたヘイルトゥリーズン系種牡馬はいまひとつの成績だったが、タイキシャトルやグラスワンダー、シンボリクリスエスといったヘイルトゥリーズン系のマル外が競走馬としても種牡馬としても活躍した。
世界的に見れば往時の勢いを失いつつあるヘイルトゥリーズンの系統であるが、現在の日本競馬においては「ヘイルトゥリーズン王国」と形容されるほどの繁栄ぶりである。サンデーサイレンスの系統はディープインパクトを筆頭に成功種牡馬が続出し、サンデーを祖とする一大父系を形成している。ロベルト系はブライアンズタイムのラインこそ存続が怪しくなってはいるものの、グラスワンダーとシンボリクリスエスの系統は少なくともあと2、3代はラインがつながりそうである。最近では輸入種牡馬ナダル(クリスエスの直系)の産駒がダートで高い勝ち上がり率をマークして注目が集まっている。タイキシャトルは競走成績を考えればやや期待外れの種牡馬成績ながらも父系は細くはあるが曾孫の代までつながっている。
DS96のヘイルトゥリーズン系は、同系統の大ブレイク前夜ということもあってわずか5頭しかいない。いずれも爆発力を欠いており、通常プレイなら殿堂馬クラスを出すのは容易いが、BC級強豪馬生産では苦戦している。配合はノーザンダンサーとのニックス頼みといった状況だが、非ニックスでクロス多めの強豪馬も確認されている。ロベルト系であればロベルトのクロスも使えそうなものだが、面白系統の都合上他のクロスやニックスを組み込みにくいという難点もある。この系統からSランク産駒が確認されているのはブライアンズタイムのみである。
サーゲイロードの系統も定期的に日本へ輸入されており、スティールハートが活躍馬を複数出して成功した。1996年の時点でスティールハートは死去していたが、息子のニホンピロウイナーが内国産種牡馬の雄として気を吐き、ヤマニンゼファーやフラワーパークを輩出していた。キャロルハウスの産駒が走り始めたのもこの時期である。
現在、日本国内のサーゲイロード系はほぼ消滅しており、海外まで視野を広げてもオーストラリアでサートリストラムの系統が生き残っているのが目立つ程度である。
DS96ではサーゲイロードにスピスタアップの効果が設定されていることもあり、スティールハートやキャロルハウスはSランクにこそ届かないものの、見どころがある産駒を輩出している。問題はニホンピロウイナーで、有用な血が血統内に多いにも関わらず、実績B+安定Aという強豪馬生産に向いているとは言い難いパラメータが災いし、BC級の産駒はかなり厳しい。
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